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御 挨 拶
井上源三郎資料館館長
五代目子孫 井 上 雅 雄
私が小学生の頃、近所にお住まいの多摩郷土史家・谷春雄先生が度々我が家を訪れ、祖母のケイや父母から新選組に関する事柄を熱心に聞き出されていました。
その折、祖母の記憶から土蔵の唐櫃の中に何か史料が眠っている可能性がある事が判り、ある雪の降る日でしたが、父・信衛と谷先生が、この中から新選組や千人同心に関する文書等二百数十点を発見しました。正に唐櫃は宝箱だったのです。この発見は新聞でも報道され、今日まで熱心な研究者達の史料見学は間断なく続いています。
私は日野市が、平成十六年の大河ドラマ「新選組!」の放映を契機に、新選祖のふるさと日野の活性化に取組むのに併せて、井上源三郎を始めとする、井上家に関わる歴史的史料を常時公開する事にしました。場所は貴重な資料を守り続けてくれた屋敷内の土蔵を充てるのが最も相応しいと考え改築の手を入れました。
展示されている天然理心流免許や書状等を通して、男子然として武士道に生きた源三郎四十年の生涯が発す咆哮は、一覧される皆様の耳朶に必ず届くものと存じます。加えて街づくりの一翼を担えれば洵に幸甚です。